2025年度部員ブログ vol.25 庄籠大翔(2)

 こんにちは。田中良弥さんから引き継ぎました。
法学部法律学科2年の庄籠 大翔です。

 
 ブログ1回目となる今回は、意外と人に話したことのない、私の専門種目である400mを始めたきっかけに遡り、私の思い描く理想の選手像について書いていきたいと思います。


あれは中学2年生の体育祭のことでした。

 当時の私は100mを専門種目として大会に出場しており、それまで他の種目を大会で走った経験はほとんどありませんでした。そんな中、体育祭の学級対抗種目であるスウェーデンリレーにおいて、私はクラスで最長距離の300mを任されました。

 ちなみに、スウェーデンリレーとは、走る距離が順番に長くなっていくリレー競技で、私の中学校の体育祭では、4人目のアンカーが最長距離の300mを走るというルールでした。

 今となっては短く感じる300mですが、当時の私にとっては非常に長く感じられました。しかし、陸上部である私が長い距離を走ることで逆転を狙うという戦略でもあり、「陸上部の底力を見せつけよう」という思いから、自然と気持ちが高まっていました。

そして本番。

 バトンを受け取った時点で私は3番手でした。前の2人はサッカー部で走力もあります。ペース配分も分からなかったため、ひとまず前半は8割程度のスピードで入ってみることにしました。そのとき、全力で走る感覚と8割程度の感覚に、それほどスピードに大きな差がないことに気づいたのです。

まさかの走りの感覚を掴んだ瞬間が体育祭でした。


 その後、前を走っていた2人を追い抜き、1位でゴールしました。そのレースを見ていた、当時の恩師である陸上競技部顧問の先生が、「400mに向いていそうだな。今度、試合で走ってみたらどうだ」と声をかけてくださり、実際に大会へ出場することになりました。

これが引き金となり、
"ラスト100mで差がつく人生"
が始まりました。


 その後に出場した大会では、9年ぶりとなる大会新記録を樹立することができ、全中へも進むことができました。恩師の目は、確かにその先を見据えておられたのだと思います。


こうした経験から、今でも私が貫いている理想の選手像があります。

 それは、ただタイムを追い求める競技人生ではなく、見る人の心に残る“魅せる走り”をし、互いの絆を深められる走りができる選手です。


 この体育祭のときも、クラスのみんなから応援され、褒めてもらいました。この出来事をきっかけに仲良くなった友人もいます。私にとって400mは、何よりも人と人との絆を結びつけてくれる存在だと感じています。
 
 そして、指導してくださった先生方やサポートしてくださった方々、両親への感謝の気持ちを走りに乗せて伝えられる。そうした想いを込めた走りができる選手を昔も今も目指しており、それが私の原動力でもあります。


 もう一つ、私の根幹にある考え方として、「一本一本を大切にし、勿体ない走りをしない」というものがあります。

 これは高校時代の恩師から学んだことです。走る機会は、どんな時でも成長のチャンスになります。中学時代の体育祭であっても、私の競技人生における大きな転機となりました。そうした経験から、私は練習でも常に本気で取り組み、試合でも予選から手を抜くことはありません。
来年はもう少し、決勝で戦うことを見据えて出力の出し方を学ぶ必要があるとは思っていますが(笑)、
それでもどのレースも次の練習だと捉えています。

以上が私の理想の選手像です。


 拙い文章ではありましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。今後とも中央大学陸上競技部へのご声援を、よろしくお願いいたします。

 次回は、昨シーズン800mで自己ベストを出した藤田悠舜です。日頃冷静な雰囲気漂わせていながら、ふとした瞬間に放つセリフの威力が抜群な彼。きっとユーモア溢れる文章を書いてくれるはずです。
ぜひお楽しみに。


それでは、失礼いたします。


庄籠大翔(2)

体育祭スウェーデンリレー、ゴール目前



このブログの人気の投稿

2025年度部員ブログ vol.5 達木英弥(2)

ブログ開設のご挨拶

新体制報告