2025年度部員ブログ vol.15 山﨑天心(1)

  こんにちは。

 工藤さんから引き継ぎました、中央大学法学部法律学科1年の山崎天心です。出身は神奈川県で、高校は東京都の城西大学附属城西高校です。


 今回は、私がこれまでの競技人生の中で最も悔しかった試合、そして私が陸上競技を続けるうえで大切にしていることについてお話しさせていただきたいと思います。


 私が陸上競技を続けてきた中で、一番悔しかった試合は、高校3年次の福岡インターハイです。この大会では、100m、200m、4×100mリレーの3種目に出場する予定でした。100mの準決勝では、当時の自己ベストを更新することができ、2位通過で決勝に進出することができました。高校生活の集大成ともいえるインターハイの舞台で自己ベストを出せたことは、とても嬉しかったです。


 しかしその一方で、準決勝のゴール付近でハムストリングの肉離れを起こしてしまいました。最初は軽い違和感だと思っていましたが、徐々に痛みが強くなり、歩くことも困難な状態となりました。結果として、決勝のスタートラインに立つことができず、インターハイの100m決勝という舞台をスタンドから見つめることになりました。

 さらに、残っていた4×100mリレーの準決勝や200mにも出場することができず、チームに迷惑をかけてしまいました。陸上競技は個人競技が中心ですが、リレーは支部大会から仲間とバトンを繋ぎ、インターハイ優勝を目指してきた種目です。その舞台で走れなかったこと、自分が力になれなかったことは、本当に悔しい経験でした。



 このインターハイでの悔しさは、単に「走れなかった」という事実だけではありません。私 は元々怪我が多く、シーズンを怪我なく終えられた年はほとんどありませんでした。調子が良いと感じていた矢先に怪我をしてしまうことや、思うように陸上競技に取り組めない時期も何度もありました。そのたびにリハビリを行い、少しずつ復帰していくことの繰り返しでした。

 また、私は才能に恵まれた選手ではないです。中学、高校を通して、常に部内で一番速い選手だったわけではなく、同期や先輩には自分よりも速い選手がいました。だからこそ、自分にできることは、地道に努力を積み重ねることだと考えてきました。一つ一つの練習に向き合い、自分の課題を見つめ直し、少しずつ成長していくことを大切にしてきました。

 そのような中で、インターハイという舞台で自己ベストを更新し、決勝に進出できたことは、私にとって大きな意味を持つ経験でした。これまで積み重ねてきた努力が、一つの形になった瞬間だったからです。一方で、決勝のスタートラインに立てなかったという悔しさは今も強く心に残っています。

 この経験を通して、私は目標の立て方について考えるようになりました。インターハイで優勝する、全国で勝つといった大きな目標を持つことは、勿論大切です。しかし、それだけを見続けていると、結果が出なかったときや思い通りにいかなかったときに、自分を見失ってしまうこともあります。


 そこで、私が大切だと感じているのは、大きな目標に向かう過程で、小さな目標を一つ一つ設定し、それを着実に達成していくことです。「自分はこの筋力が弱いから強化する」「次の試合ではこの部分を修正する」「明日はこの動きを意識して練習する」など、日々の目標を明確にすることで、自身の成長を実感できると思っています。


 現在は、あの時決勝のスタートラインに立てなかった悔しさを原動力に、競技に取り組んでいます。今年は大学1年目で自己ベストを更新することができ、怪我もなく、充実したシーズンを送ることができました。来シーズンは、日本選手権をはじめとした大きな試合に出場し、戦える選手になれるよう、努力していきたいと思います。


 長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。来シーズンもよろしくお願いいたします。


 次の担当は、中大のエース・黒木さんです。


山﨑天心(1)

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