2025年度部員ブログ vol.1 山下然(3)

 こんにちは。中央大学経済学部経済学科3年山下然と申します。

 現在、主将を務めさせていただいております。


トップバッターとしてお話するにあたり、私個人の経験や思いにとどまらず、中央大学陸上競技部として来シーズンどのような姿を目指すのかを、改めて共有したいと考えております。

来シーズンの目標は、関東インカレ・日本インカレともに男子トラック種目での優勝、総合3位以内の達成です。さらに焦点を絞ると、4×100mリレーの二連覇、4×400mリレーでの優勝を掲げています。毎年目指してきた目標ではありますが、来シーズンこそ「強い中大」として必ず成し遂げるべき目標だと考えております。

 昨シーズン、4×100mリレーは見事に優勝を果たし、かつてお家芸と呼ばれた種目で再び強さを証明することができました。しかし、一度勝利しただけでは真の「強い中大」とは言えません。連覇を重ねてこそ、本当の復活であると感じています。

 

現在の中央大学陸上競技部は、非常に個性豊かな選手が集まる組織です。一人で黙々と努力を積み重ねる選手、先輩から学びながら力を伸ばす選手、同級生同士で競い合い研究を深める選手、怪我に苦しみながらも必死に前進しようとする選手、陸上そのものを心から楽しむ選手。それぞれが異なる背景・価値観を持っています。しかし、こうした個性が同じ方向を向いたとき、チームは必ず目標へと到達できると信じています。

また、この部活動は、たとえ苦しい状況にある部員であっても、再び陸上競技を楽しみ、仲間と喜びを分かち合える場であり続けてほしいと願っています。誰しも競技を続ける中で、諦めたくなる瞬間を経験しているはずです。私自身、大学で競技を続ける中で、周囲との差に打ちのめされそうになったことが何度もありました。しかし、同じような境遇から努力を重ねて結果を残した仲間の姿に励まされ、再び競技への情熱を取り戻すことができました。競技を始めた頃の純粋な楽しさを、一人でも多くの部員が大学でも思い出せるような環境づくりを大切にしたいと考えています。その積み重ねが、チーム全体の強さにもつながると信じています。

中央大学陸上競技部は、競技成績で日本一を目指すだけでなく、日本一陸上競技を楽しめるチームでありたいと考えています。そのために私は、部員一人ひとりが全力で競技に向き合える環境づくりに努めてまいります。

今回の新しい取り組みを実現し、日々のサポートやSNS活動に尽力してくださっているマネージャーにも深く感謝しています。皆さんの努力が、確かに選手の結果につながっています。

 

 最後に、OB・保護者の皆さまにおかれましては、平素より多大なるご支援・ご声援を賜り、心より感謝申し上げます。現状の予算では難しい面も多い中、大会時の差し入れなど、皆さまのお力添えに支えられております。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

  次は、浜松西高校の後輩である奥澤真です。

山下然(3)


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